人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2010年 01月 11日
不忍池の水鳥図鑑
不忍池にやってくる水鳥17種類の図鑑をつくりました。
特に、オス、メスがどう違うかがわかると思います。
写真をクリックすると拡大します。

カルガモはほかのカモと違って一年中、オス、メス同色。黒い嘴の先端が黄色。顔の特徴は歌舞伎役者?
目から嘴へ、頬から嘴へはしる2本の黒褐色の線がある。不忍池では少ない。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_16294951.jpg

キンクロハジロ不忍の池でこの愛くるしい姿を写真におさめる人も多い。
潜水して魚を取っているが、人の投げるパンなどもどん欲に食らいついてくる。
特徴は目が黄色。全体的に黒っぽいが脇は白。オスはロングヘアー。
メスはショートカットでボーイシュ。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_16202132.jpg


ホシハジロ
オスは頭は赤褐色、胸が黒、体が灰色。メスは全体が褐色で、目の周りの白い筋が特徴。
ホシハジロが餌をもらっているすきに、池の端から猫がいきなり捕まえて藪ににげ
こんだ光景を思い出す。人がいたので、何とか難は逃れた。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_1621717.jpg


ヒドリガモは陸にあがっていることが多い。嘴は他のカモより短い。
夏前に非繁殖羽(メスと同じような色の羽:この状態を「エクリプス」といいます)になるが、
オスは横(雨覆)が白く、メスは灰褐色になるので区別する。オスは頭部が茶褐色で、額は黄白色。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_15541310.jpg


ハシビロガモ
マガモと似ているが、ハシビロガモの特徴はシャベルのような大きな嘴。
水面に嘴をつけて、プランクトンなどを食べている。
オス頭部が深緑、胸が白、脇が茶色。目の色は黄色。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_1754230.jpg



マガモ
オスの頭部は緑色光沢のある黒色。胸との境目に白いネクタイ、嘴はオレンジ色。
メスは褐色地に黒褐色の斑点がある。嘴は黒色で、周りが橙色。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_15544065.jpg


オナガガモの尾羽と首はオス、メスともに他のカモより長い。
不忍池ではかなり多く見かける。陸にあがって人を恐れない。
オスは夏前に非繁殖羽(メスと同じような色の羽:この状態を「エクリプス」といいます)になります。
この時、オス、メスの区別は嘴の色で見分ける。オスは腹面の白部分が首から顔の両側に達していて、嘴の側面が青灰色。
名前のごとく、尾が長くて美しい。写真のように逆立ちが得意。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_155566.jpg
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_15552725.jpg


以下はオス、メスの区別がつきにくいもの。
ユリカモメは嘴と脚は赤い。はとより気持ち大きい。
不忍の池では一番多い方の種類。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_1556337.jpg


ウミネコはカモメとどこが違うのだろう。
普通のカモメは嘴が黄色。ウミネコの嘴は黄色で先端近くが黒と赤の斑紋
がある。それと脚が黄色。ユリカモメより大きく猫のような声を出す。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_15563752.jpg


オオセグロカモメは嘴が黄色で先端近く下部が赤点。
頭部に細かい褐色斑。ユリカモメより大型のカモメ。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_15572988.jpg


バンの特徴は額板と嘴が赤く、嘴の先端と脚が黄色。
泳ぐときは首を前後に振る。
オスメス識別は不明。尚、オオバンは額板と嘴が白いので区別がつきます。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_1558467.jpg


オオバンは不忍池でよく見かける。特徴は額板と嘴が白い。
羽根図鑑によると、額板は角質ではなく、やわらかい肉質なんだそうだ。
バンよりやや大きい。オス、メス同色なので区別がつかない。
”ケン、ケン”と甲高い声を出します。

不忍池の水鳥図鑑_c0192843_1559120.jpg


コガモ
オスは目の周囲から後ろにのびる暗緑色帯を栗色が囲む頭部、黄色い下尾筒。
小柄なカモで、不忍池では珍しい鳥。メスの体は褐色に黒褐色の斑紋がある。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_160257.jpg


コサギは嘴と脚は黒。脚指は黄色。オス、メス同色。美しい姿にカメラを向ける人もいるが、結構人なれしている。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_1605220.jpg


ゴイサギは茂みの中にいるので、たぶん通りすがりの人は見えないだろう。
頭頂から背は紺色。目は赤く、嘴は黒。脚は黄色。オスメス同色。
上野動物園のペンギン舎前の木にも見かけた。ペンギンに与える魚のおこぼれを狙っている。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_1701092.jpg


カイツブリはちびっこい体で、潜水が得意。30秒ぐらいもぐっている。
不忍池ではたまに見かける。目は黄色で、嘴のそばに黄白色部があるのが特徴。
かなり遠方からの撮影で、写真を撮ってからカイツブリとわかった。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_1746364.jpg


2007/8/19の読売朝刊にアカツクシガモで国内への飛来が珍しいカモと紹介されている。
千葉県の会社員の方が15日の8時ころ撮影したもの。私の写真は15日の13時撮影。
ちなみに19日には姿が見えませんでした。
不忍池の水鳥図鑑_c0192843_16225426.jpg





Topに戻る


by idokichi | 2010-01-11 10:11 | 町並み散歩


<< あとりえ井戸吉開設1年スペシャル      2010年賀状展 >>